投稿者「admin」のアーカイブ

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳64

第8章 被暗示性(1) 第5章での議論が恐らく明らかにしたように、私は社会学者として、社会的な環境が人々の行動に影響を与える上で非常に重要な役割を果たしていると信じている。ある一つの社会的状況にいる人々は、別の社会的状況 … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

神学論争と統一原理の世界シリーズ34

第八章 宗教の現在と未来 4.そもそも宗教は人類にとって必要か? およそ人類の歴史において、宗教の存在しなかった時代はないし、宗教の全く存在しない文化圏もない。これだけで宗教が人類にとって必要であることの証明になるとも考 … 続きを読む

カテゴリー: 神学論争と統一原理の世界

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳63

第7章 環境支配、欺瞞、「愛の爆撃」(6) いかなる行動についても、その背後の「真の」動機が何かを知ることは、――関係者にとってすら――常に困難である。とりわけ指導的な立場にある人の中には、単に会員拡大のために、さらには … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

神学論争と統一原理の世界シリーズ33

第八章 宗教の現在と未来 3.キリスト教はなぜ日本に根づかないのか? キリスト教の「グレート・センチュリー」と呼ばれた十九世紀以降、世界史はまさしくキリスト教文化圏の国々によって主導されてきた。ここ二世紀の間、近代化とは … 続きを読む

カテゴリー: 神学論争と統一原理の世界

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳62

第7章 環境支配、欺瞞、「愛の爆撃」(5) ここで、われわれはおそらく、既に第5章で論じたいくつかの議論を繰り返さなければならないであろう。第一に、われわれはトートロジー(同語反復)に陥らないように、いま一度注意しなけれ … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

神学論争と統一原理の世界シリーズ32

第八章 宗教の現在と未来 2.「カルト」とは? 現在の日本で、「カルト」という言葉を知らない、あるいは聞いたことがないという人は少ないであろう。しかしながら、その言葉が意味するものを正確に述べてみてくれといわれたら、どれ … 続きを読む

カテゴリー: 神学論争と統一原理の世界

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳61

第7章 環境支配、欺瞞、「愛の爆撃」(4) ムーニーたちがゲストに対して並々ならぬ好意を浴びせることは疑いない。問題は、この友好ぶりが強制となるか、あるいはその一因となるかである。われわれの社会では、人々に親切にすること … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

神学論争と統一原理の世界シリーズ31

第八章 宗教の現在と未来 マインド・コントロールとは何か? 日本において「マインド・コントロール」という言葉が知られるようになったのは、山崎浩子さんが統一教会を脱会したときに出版された、スティーヴン・ハッサンの著書「マイ … 続きを読む

カテゴリー: 神学論争と統一原理の世界

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳60

第7章 環境支配、欺瞞、「愛の爆撃」(3) これまで見てきたように、ムーニーたちは伝道する相手に対して自分と統一教会とのつながりについて必ずしも明らかにしてきたわけではなかった。私のデータは決して完全なものではないが、1 … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

神学論争と統一原理の世界シリーズ30

第七章 終末について 2.終末はいつ来るのか? イエス・キリストは再臨の預言を残して昇天した。そこで歴史上多くのキリスト教徒たちが、今こそは再臨の時であると信じて待ち望んだ。しかしそれらの運動のほとんどが、失望と落胆のう … 続きを読む

カテゴリー: 神学論争と統一原理の世界