神学論争と統一原理の世界」カテゴリーアーカイブ

おわりに

「統一原理」という思想が、キリスト教的な伝統の上に立って現代に出現した意義とは一体何だろうか? これが私が本書を書くに当たって一貫してもっていた主要な問いかけである。本書は「統一原理」というものを説明するにあたって、組織 … 続きを読む

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神学論争と統一原理の世界シリーズ34

第八章 宗教の現在と未来 4.そもそも宗教は人類にとって必要か? およそ人類の歴史において、宗教の存在しなかった時代はないし、宗教の全く存在しない文化圏もない。これだけで宗教が人類にとって必要であることの証明になるとも考 … 続きを読む

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神学論争と統一原理の世界シリーズ33

第八章 宗教の現在と未来 3.キリスト教はなぜ日本に根づかないのか? キリスト教の「グレート・センチュリー」と呼ばれた十九世紀以降、世界史はまさしくキリスト教文化圏の国々によって主導されてきた。ここ二世紀の間、近代化とは … 続きを読む

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神学論争と統一原理の世界シリーズ32

第八章 宗教の現在と未来 2.「カルト」とは? 現在の日本で、「カルト」という言葉を知らない、あるいは聞いたことがないという人は少ないであろう。しかしながら、その言葉が意味するものを正確に述べてみてくれといわれたら、どれ … 続きを読む

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神学論争と統一原理の世界シリーズ31

第八章 宗教の現在と未来 マインド・コントロールとは何か? 日本において「マインド・コントロール」という言葉が知られるようになったのは、山崎浩子さんが統一教会を脱会したときに出版された、スティーヴン・ハッサンの著書「マイ … 続きを読む

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神学論争と統一原理の世界シリーズ30

第七章 終末について 2.終末はいつ来るのか? イエス・キリストは再臨の預言を残して昇天した。そこで歴史上多くのキリスト教徒たちが、今こそは再臨の時であると信じて待ち望んだ。しかしそれらの運動のほとんどが、失望と落胆のう … 続きを読む

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神学論争と統一原理の世界シリーズ29

第七章 終末について 1.天変地異やハルマゲドンはあるのか? オウム真理教の事件以来、「ハルマゲドン」(注1)に象徴されるような終末思想の危険性が指摘され、世間一般には「破壊願望」や「精神異常」と結び付けてとらえられるよ … 続きを読む

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神学論争と統一原理の世界シリーズ28

  六章 歴史について 4.左翼と右翼の起源は聖書にあった? 右脳と左脳 最近ちょっとした「右脳ブーム」が起こっている。(注1)七田眞氏(注2)の『超右脳革命』とか、同氏と船井幸雄氏(注3)の共著になる『百匹目 … 続きを読む

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神学論争と統一原理の世界シリーズ27

第六章 歴史について 3.なぜ歴史は繰り返すのか? 「統一原理」は、歴史は繰り返すということを主張しており、これを「歴史の同時性」と呼んでいる。「歴史の同時性」という言葉で思い出すのは、日本でも非常によく知られているイギ … 続きを読む

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神学論争と統一原理の世界シリーズ26

第六章 歴史について  2.歴史はどのように繰り返しているのか? 前の節においては、歴史の繰り返しということに関して、「統一原理」を過去の代表的な歴史観と比較しながら述べたが、ここでは統一原理のいっている「歴史の同時性」 … 続きを読む

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