月別アーカイブ: 2014年6月

シリーズ「人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?」第8回

結論 人権思想を基盤とする民主主義制度がキリスト教文化圏の中から生まれたことは決して偶然ではない。それはイエス・キリストの説いた「隣人愛」を実践するための社会制度にほかならないからである。イエスは言われた: 「心をつくし … 続きを読む

カテゴリー: 人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳28

第3章  統一教会の信条(5) 横的な差異 統一教会のすべてのメンバーが『原理講論』の主要な教義を知って信じているが、統一教会の信条や実践についての彼らの知識は、決して一様でないということが強調されるべきである。もちろん … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

シリーズ「人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?」第7回

日本の場合 現在日本においては、「日本国憲法」によって基本的人権としての個人の信教の自由が保障され、国家と宗教がそれぞれ独自の領域を侵さないという分離型の政教関係が明示されている。そして同様のことが「宗教法人法」において … 続きを読む

カテゴリー: 人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳27

第3章  統一教会の信条(4) 『原理講論』によれば、注意深く歴史を研究することによって、キリスト以前の時代と現代までの2000年の間に、見事な同時性があることが明らかになる(176~84ページ)。これと近代歴史の出来事 … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

シリーズ「人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?」第6回

アメリカの場合 「政教分離」とは、一つの国家の中に様々な宗教を内包する近代国家において、政権が特定の宗教と結びつかないように定められた原則であるが、一口に「政教分離」と言っても実は二つのタイプがある。ブルジョワジーが王権 … 続きを読む

カテゴリー: 人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳26

第3章  統一教会の信条(3) 残念ながら、我々皆が知っているように、これは実現しなかった。文が受けた特別な啓示によれば、アダムとエバが成長して成熟するまで世話をするよう神から委託されていた天使長ルシファーは、アダムに対 … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

シリーズ「人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?」第5回

イギリスの宗教改革 イギリスにおいてはヘンリー8世の時代に、ヨーロッパ大陸からヒューマニズムと共にプロテスタント思想が渡ってきて、オックスフォード大学の知識層を中心に広まっていった。そしてヘンリー8世の3人の後継者である … 続きを読む

カテゴリー: 人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳25

第3章  統一教会の信条(2) 統一神学はまた、その真理性の証明のために科学に訴える――実際にそれは、科学と宗教の間にあるギャップに橋渡しをすると主張する。『原理講論』は、特にその最初の章において、神の創造物を観察するこ … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳