月別アーカイブ: 2014年5月

シリーズ「人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?」第4回

フランスの宗教改革 ヨーロッパにおける宗教改革はドイツにおいてルターによって始められ、カルビンによってスイス、フランスへと拡大された。カルビン自身はフランス人であったが、フランスにおいてプロテスタントは厳しい禁制にあった … 続きを読む

カテゴリー: 人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳24

第3章  統一教会の信条(1) 統一教会は本当は宗教ではないということがときどき言われているが、これは無意味なことである。どのような基準によっても、統一教会が宗教であることは極めて明確である(注1)。もちろん、極めて例外 … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

シリーズ「人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?」第3回

ルターの宗教改革 前回は、人権思想のルーツが「万人祭司」を説いたルターの宗教改革(1517年)にあり、万民が神の前に平等であり、誰もが良心を通して神の声を聞くことができるという宗教改革の根本原理こそが、まさに近代民主主義 … 続きを読む

カテゴリー: 人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳23

第2章 統一教会:その歴史的背景(10) 1975年には、世界の他の地域まで宣教活動が拡大された。アメリカ人、日本人、ヨーロッパ人宣教師のチームがメッセージを広めるために派遣された。文は講演旅行を続けた。1975年6月7 … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

シリーズ「人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?」第2回

近代民主主義の出発点としてのピューリタニズム 人権思想の本質とは、「人権は国家や政府によって国民に与えられるものではなく、それ以前に、天賦の権利として一人ひとりの人間が生まれながらにして持っているものである」と捉えるとこ … 続きを読む

カテゴリー: 人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳22

第2章 統一教会:その歴史的背景(9) 運動はまた、当局ともトラブルを起こし始めていた。IOWCメンバーのビザが切れ、1974年9月までに国外退去手続きを受けた外国人メンバーが583人いた(注156)。しかし、最も頑固な … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

シリーズ「人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?」第1回

このブログのテーマは「洗脳」や「マインドコントロール」といった概念の虚構性と非科学性を暴くことにあるが、それは同時に「信教の自由」を守るための戦いでもある。 後藤徹さんに対する拉致監禁事件の民事訴訟の勝訴(1月28日、東 … 続きを読む

カテゴリー: 人類はどのようにして信教の自由を勝ち取ったか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳21

第2章 統一教会:その歴史的背景(8) ベルベディアが購入されると、教会は続いて近くのイースト・ガーデン(文とその家族が住む家となった)を62万5千ドルで獲得した(注135)。1974年に教会はニューヨーク州ベリータウン … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳