月別アーカイブ: 2015年7月

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳85

第10章 結論(7) ムーニーたちは人生を無駄にしていると感じているような人々は、例えば、若者たちが価値を感じると同時に他者に対して価値ある貢献ができる職業を見いだすことは困難である、ということは認めてあげたいかもしれな … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

シリーズ「霊感商法とは何だったのか?」06

霊感商法(2) 2.「霊感商法」が行われた時代と販売の主体  『「霊感商法」の真相』における古田元男氏の説明によれば、「霊感商法」が社会問題化したあと、「17年間に亘って取り扱ってきた主力商品である大理石壷や多宝塔等の輸 … 続きを読む

カテゴリー: 霊感商法とは何だったのか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳84

第10章 結論(6) ムーニーの選択肢  対照的に、統一教会の提示する選択肢は、現在の世界の悪を認識していると同時に、その悪に対する説明をも提示している。過去の意味を理解することによって、未来に対する希望を提供している。 … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

シリーズ「霊感商法とは何だったのか?」05

霊感商法(1) 1.「霊感商法」に関する公式見解 いわゆる霊感商法とは、「人に死後あるいは将来のことについて、あることないことを申し向けてその人に不安をあおりたて、その不安につけ込み、普通の人だったら買わないようなものを … 続きを読む

カテゴリー: 霊感商法とは何だったのか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳83

第10章 結論(5)  それは、家庭がもはや安定した幸福な制度ではなくなっている世界であり、家庭は健全な社会を構成する基本単位ではなくなってしまっている。老人は孤独に、愛を受けずに死んでいく。赤ん坊は虐待され、人間関係は … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

シリーズ「霊感商法とは何だったのか?」04

シンクレティズム以前:教会草創期 2.立正佼成会との出会い  統一教会草創期の手記で例外的な(すなわち、キリスト教的でない)ものの一つが、小宮山嘉一氏(1962年7月入教)によるものである。 小宮山嘉一氏の手記:「7月4 … 続きを読む

カテゴリー: 霊感商法とは何だったのか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳82

第10章 結論(4) やや違った言い方をすれば、お金を儲けることや、激しい出世競争で「成功する」ことに主要な関心をもっている人々に統一教会がアピールすることはなさそうである。それは現代社会の物質主義よりも「高い」理想、す … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳

シリーズ「霊感商法とは何だったのか?」03

シンクレティズム以前:教会草創期(1) 1.崔奉春宣教師と草創期の食口たち 統一教会の教えを初めて日本に宣教したのは、1958年に日本に密航した崔奉春宣教師(日本名:西川勝)であった。崔奉春宣教師による開拓期の状況に関し … 続きを読む

カテゴリー: 霊感商法とは何だったのか?

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳81

第10章 結論(3) 目標 1. 基本的なビジョンは、宗教的である。最初は世俗的な言語で表現されているカリフォルニアにおいてさえ、目標は第一に神の目標であり、それは神の王国を地上に復帰することであるとみなされている。 2 … 続きを読む

カテゴリー: 「ムーニ―の成り立ち」日本語訳