「ムーニ―の成り立ち」日本語訳」カテゴリーアーカイブ

アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳68

第8章 被暗示性(5) 「遅い落ち込み」 回答者たちは、自身の幸福度(およびその他の状況)に対する評価を選択回答方式でより直接的に表現する機会を与えられた(この方法はグループ間の比較と、同じグループのメンバーの経時的な比 … 続きを読む

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アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳67

  第8章 被暗示性(4) 最も暗示にかかりやすいのも、かかりにくいのも(長年の)ムーニーではなかった  非入教者と(さらにいっそう明確に)離脱者が、入教者よりも広範に「分散」しているというこのパターンは(注9 … 続きを読む

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アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳66

第8章 被暗示性(3) 「無能」についての予備的なチェック項目 私の研究に戻れば、私も調査の初期の段階で、当該人物が特に受動的な被暗示性が高く、それ故に「カルトの誘惑」に弱いだろうことを示唆するとしばしば考えられている性 … 続きを読む

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アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳65

第8章 被暗示性(2) 心理分析のアプローチ ムーニーの研究をしている期間中、数多くの同僚、友人、知人たちが、統一教会のような変わった団体にどうして人々が入会するかについての貴重な意見を私に惜しみなく与えてくれた。ほとん … 続きを読む

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アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳64

第8章 被暗示性(1) 第5章での議論が恐らく明らかにしたように、私は社会学者として、社会的な環境が人々の行動に影響を与える上で非常に重要な役割を果たしていると信じている。ある一つの社会的状況にいる人々は、別の社会的状況 … 続きを読む

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アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳63

第7章 環境支配、欺瞞、「愛の爆撃」(6) いかなる行動についても、その背後の「真の」動機が何かを知ることは、――関係者にとってすら――常に困難である。とりわけ指導的な立場にある人の中には、単に会員拡大のために、さらには … 続きを読む

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アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳62

第7章 環境支配、欺瞞、「愛の爆撃」(5) ここで、われわれはおそらく、既に第5章で論じたいくつかの議論を繰り返さなければならないであろう。第一に、われわれはトートロジー(同語反復)に陥らないように、いま一度注意しなけれ … 続きを読む

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アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳61

第7章 環境支配、欺瞞、「愛の爆撃」(4) ムーニーたちがゲストに対して並々ならぬ好意を浴びせることは疑いない。問題は、この友好ぶりが強制となるか、あるいはその一因となるかである。われわれの社会では、人々に親切にすること … 続きを読む

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アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳60

第7章 環境支配、欺瞞、「愛の爆撃」(3) これまで見てきたように、ムーニーたちは伝道する相手に対して自分と統一教会とのつながりについて必ずしも明らかにしてきたわけではなかった。私のデータは決して完全なものではないが、1 … 続きを読む

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アイリーン・バーカー『ムーニーの成り立ち』日本語訳59

第7章 環境支配、欺瞞、「愛の爆撃」(2) 接触の激しさと回心者が入会するスピードは、一般的にいって、西に行くほど大きい。スカンジナビアの人々はしばらく自分で熟考する時間を持つことが多いが、カリフォルニアの人々は運動に出 … 続きを読む

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