監禁証言の事例


自分が監禁されていたことを証言した代表的なケースを紹介しよう。以下に引用するO.R.さんの本人調書は、非常に正直である。これは平成11年12月14日に札幌地裁で行われた尋問において、統一教会の代理人である本田弁護士の質問に答えたものである。

本田:あなたは統一協会を脱会しましたね。

O.R.:はい。

本田:脱会されるときにはどこかのマンションに監禁されましたでしょう。

O.R.:連れていかれました。

本田:だれが中心になってあなたを監禁したの。

O.R.:父と母です。

本田:どうしてあなたを監禁したんですか、目的は何ですか。

O.R.:統一協会を脱会させるために。

本田:なぜ脱会させようとしたの。

O.R.:それはお父さんとお母さんが多分よくないことをやっていると思ったからだと思います。

(中略)

本田:お父さんお母さんは、宗教に年がら年中、四六時中献身してて、宗教活動を行っているということは問題があると考えたんじゃないですか。

O.R.:はい。

(中略)

本田:あなたは何日間くらい監禁されてましたか。

O.R.:何日間というのは覚えてません。七日目くらいでちょっと考えだしたと思います。

本田:中心になったのはあなたの両親ですね。

O.R.:はい。

本田:脱会させるのに、それ以外にどういう人たちが関与してましたか。

O.R.:うちの親戚とかパスカルさんが話ししてくれました。

本田:パスカルからあなたは話を聞いたんですか。

O.R.:はい。

本田:監禁されたマンションの中で聞いたんですね。

O.R.:はい。

本田:何を聞かされましたか。

O.R.:主には原理講論と聖書が言っているところの違いというのを。

本田:パスカルというのはクリスチャンですか、それとも新教の信者ですか。

O.R.:新教です。

(中略)

本田:あなたに対して、原理講論の間違いをいろいろと正したわけだね。

O.R.:はい。

(中略)

本田:あなたを監禁状態にしておいて、部屋からどこにも出られない、自由が束縛されていることははっきり分かりますね。

O.R.:はい。

本田:精神的にも束縛されているでしょう。

O.R.:はい。

本田:物理的にも束縛されていますね。

O.R.:正確に言うと七日目まで。

(中略)

本田:だれからあなたの両親は統一協会の教理について教わっていたの。

O.R.:多分パスカルさんだと思います。

(以上、調書47~66ページ)

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